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【40代夫の再転職】迷いと葛藤の末の決断!不安にのまれそうな妻の本音

まさか、うちの夫(T氏)がこんなに早く再転職するなんて思ってもいませんでした!

だって、その前の会社は17年も勤めていたんですから。まあ、ぶうぶう言いながらなんとかやって行くだろうって思ってました。

▼転職した会社がいろいろとアレだった話はこちらからどうぞ

転職した会社が(ここではA社とします)いろいろと問題がありそうってことは、出勤してすぐにわかりました。これは微妙だなと思いましたが、でも転職するほどではないとと思っていました。

T氏が仕事を覚えて、自分のペースをつかめるようになれば少しは感じ方も変わってくると思っていました。

ところがですね、入社して3週間もたつとA社の上司からの暴言(? 暴言かどうかはわかりませんが、T氏はそう捉えた、ということです)が直接T氏に向くようになってきたのです。

T氏の話によると、毎日毎日「できないこと」について大声で指摘されたようです。

見かねた同僚がランチに連れ出してくれてそこで聞いたところ、その上司の態度は今に始まったことではなくずっとそんな調子なんだそうです。職場で大泣きする人、辞める人、配置換えになった人が続出。ランチに誘ってくれた同僚も嫌になって辞めようとしたところ会社に引き留められて配置換えで今に至るようです。

わたし
わたし

上司の問題を認識していながら放置している会社がなんか嫌。

このころからT氏は「辞めたい」と言い出しました。入って数か月で辞めるなんてありえないと思いましたので、全力で止めましたよ。

  • 数か月で辞めるなんて早すぎる!
  • 今回の転職にこんなに苦労したのに、辞めてどうするの?
  • 大声で怒鳴られるのは、あなた(T氏)にも問題があるんでは??

わたしはこんな事を言い続けました。新しい環境で頑張っている夫に向かって。(鬼ですね。)

わたしもすっごく不安だったのです。もちろんわたしも働いてはいますが低収入です。わたしの収入だけで二人が生活することはできないし、貯金なんて1円もできないと思う!

子供はいませんが、家のローンもあります。誤解を恐れずに言うと、子供がいないからこそ死ぬまでふたりで(最後にはひとりで)なんとかしないといけないと思っています。

だけど、あることをきっかけにそんな事どうでもいいと思いました。

わたし
わたし

今すぐに辞めたっていいよ。

夫の再転職に賛成したきっかけ

ある日の夜、家で夕食を作っていたわたしにT氏からLINEがきました。

T氏
T氏

何をしても怒鳴られる。

怖くて椅子から立ち上がれない、帰れない。

びっくりしました。こんな弱気なLINEがくるなんて。これを見て雷に打たれたような気分になりました。

わたし
わたし

仕事全部置いて帰っておいでよ。私物全部持って帰っておいで。

何で私物を全部引き上げろと言ったかというと、万が一その日限りで辞める!ってなったときに、私物を取りに出社とかしなくてよいようにです。

あと、わたしは精神的に会社と生活を分離するために、会社にはなるべく私物を置かないようにしているっていうのもあったかもしれません。

私物を置かないでおくことで、「いつでも辞められる」状態でいることで、仕事を続けることができていると思う。

で、T氏ですが本当に私物をいろいろとかき集めて帰ってきましたよ。素直だな、とちょっとびっくり。まあ、私物って言っても入社して間もないので、大した量ではなかったけど。

翌日T氏はちゃんと会社に行きました。

その週末、T氏に言いました。

わたし
わたし

会社今すぐ辞めてもいいよ。

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夫の再転職に賛成した理由

鬼のように夫の再転職を止めていたわたし。

「少なくとも1年はがんばってよ」

「次の仕事はどうするの A社に入るのにあんなに苦労したんだよ」

「もうあんなストレス嫌だよ」

A社に内定が決まるまで、約1年間不安で不安で、その上内定が出なくて焦る夫を宥め、ときには大喧嘩でした。わたしも疲れ切っていたんです。

それなのにまた転職なんて、またあの日々を繰り返すのか!

▼A社に入るまでの長い道のりはこちらからどうぞ

だけど、「怖くて立ち上がれない」なんてLINEを送る程の状況の会社に居続ける理由なんて1mmもないはず。

もしかしたら状況が好転するかも・もうすこし頑張れるかも

こんな不確かなことに人生の時間を使っていいのでしょうか?

A社の上司はずっと誰かを怒鳴り続けながら仕事をしてきた訳です。この先、この人が改心して怒鳴らなくなることなんてあるのでしょうか?

何かがおきて怒鳴らなくなったとしても、かつて自分を理不尽に怒鳴りつけた人と協力して仕事ができるのかな。

あと、T氏は40代前半です。40代の転職も珍しくはなくなりましたが、やっぱり厳しい世界です。あと1年A社で頑張ってそれでもだめで転職する場合、さらに厳しくなる恐れがあります。

「若くないのにこんなにすぐ辞めるなんて、マイナスにしかならない」というのも事実だと思います。

だけど、自分に合わない会社にずるずる居続けて年齢を重ねる、その間の貴重な時間を怯えや憂鬱な気持ちで過ごすことの損失の方がずっと大きいとやっと気が付きました。

お金の不安は尽きないけれど、わたしが働いていない訳じゃないし、まあなんとかなる、なんとかしよう!と思ったわけです。

▼そんなときに助けてくれるのは我がパンダ部屋

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辞めたところで次の仕事はどうするの???

一番の問題は再度の転職活動です。

わたし
わたし

とりあえずビズリーチにちゃんと登録せよ。

前回プロフィール登録が甘くて、うまく使えなかったビズリーチさんに詳細なプロフィール登録を行いました。ふたりで何度も推敲して、丸1日かかりましたよ。

その結果、すぐによさそうなところから面接のオファーがきました。

あとは、A社に転職したと聞いてなぜか「うちにこない?」とさそってくれた会社が数社。前職の取引先の方が数社声をかけてくれたのです!

この展開にはびっくり。こんなことってあるの?って思いました。

A社への転職活動中は周りに知られないように転職活動をしていましたからね。それが転職したと知って、「なんだ転職の意思があったのか」ってなったのかな?単なる運気の問題???

どっちでもいいけどとてもありがたかったです。

そんな事があって、辞めようと決めてから1か月半くらいて次の仕事が決まりました。

S (いぬ)
S (いぬ)

運がよかったね。

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仕事、会社、これから について思うこと

T氏は現在新しい会社に勤めています。仕事は覚えることが沢山だし、中途採用のプレッシャーもあって大変そう。

だけどもちろん怒鳴りつける上司はいないし、残業を強要する会社風土もありません。

まだ勤め始めて1か月ちょっとなので、この先順調に行くのかどうかもわかりません。

会社・仕事の問題って働くその人の問題だけど家族の大問題だなと思う一方、やっぱり本人にしか解決できない問題なのだなとも思います。

わたしは心配で心配で不安ばっかりだったけど、どんなに心配しても何も解決しないわけです。逆にわたしの仕事で問題が起きても、最終的に解決(決断)するのはわたししかいない。

こんな当たり前のことを学びました。今後を考えると不安ばかりだけど、心配してもしょうがないな、と思っています。

50歳で転職、とかなったらかなり厳しいけどなんとかなるような気がします。そもそも「どうにもならない」ほどの事って、命がかかった事以外にはそうそう起きないと思う。

昨年読んだ本「黄金比の縁」に書いてあった。

そもそも会社とは凡人のためにあるのだ。

黄金比の縁 石田夏穂/著 集英社2023年

▼全働く人におすすめしたい

サラリーマンしている人は凡人なんですよ。しごできに見えるあの人も、部長とか専務とかも、威張ってる上司もみーんな凡人。わたしもT氏も凡人。

それぞれに大した差なんてないんですよ。ちょっとの差で偉くなっても、そこに至るまでの時間が不安や我慢、憂鬱ばっかりだったら?偉くなっても過ぎた時間は取り戻せませんね、だったら、余計な心配しないで自分の幸せのために生きる努力をしたいなあ。

▼転職その後、A社の詳細はこちらです

▼A社退職の前、まだ有給休暇が付与されていなかったT氏は「ヒマ」のつらさを学んだようです

▼サラリーマンの必読書、『黄金比の縁』のレビューはこちら

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