転職って本当に難しいですね、しみじみと感じています。
わたしは今の職場に勤めて何年もたっていて、幸いなことに今は転職を考えたりはしていません。
▼今の職場で転職を考えたこともありましたが、読書がわたしを助けてくれました
なぜ転職って難しい、と感じたかというと夫のT氏が転職をしたからです。T氏が転職活動をしてやっとやっと内定をいただいたわけですが、内定をいただくまでは「転職」ではなくて「転職活動」なんですよね。
当たり前の話ですが、内定をもらうこと、今の会社を辞めることにフォーカスしてしまいますので、その先(転職後)のことをちゃんと考えてられていたのか、本当にこの会社に入って大丈夫かなって十分に検討できていたのか、今となっては反省点がたくさんあります。
▼夫T氏の1年に渡る転職活動の記録はこちらです!
T氏は数か月前に新しい会社に入社しました。
ところが、予想外なことがいろいろとわかって、なんだか大変なことになってしまったのです。
ネット上に書けないこともありますので、すこしぼやかしつつ、事の本質は変えないようにT氏が直面した「転職したその後」について書きたいと思います。
転職した会社はいろいろ微妙だった
以前、転職活動の記事でも書いた通り、T氏は前職に関連する分野の営業職として新しい会社に入社しました。
職種は同じ営業職ですが、業種は少し違います。やはり年齢を重ねてから、全く関連しない異業種への転職は難しいのが現実です。
入社後は少し社内研修があった後、実際の仕事(営業)が始まりました。
営業の仕事については、慣れないことも多く大変でしたが問題はなかったようです。

仕事はまあなんとかなりそうだった。
ところが、少したつと「あれっ」と思うことがぽろぽろと出てきました。いくつかエピソードを紹介します。
- 直属の上司が帰るまで帰れない
- 部下の一人を「あいつは仕事ができない」と大きな声で言う
- 会議用の資料、議事録のダメ出しが多くそのために残業している社員がいる
- 退社後の夜、土日に上司から会社支給スマホに電話がくる
- 残業代がほとんど支払われていない
一言でいうと、直属の上司がアレだったことと、会社自体に問題があることがわかってきました。
直属の上司が帰るまで帰れない!
いやー、びっくりしましました。こんな会社未だにあるんですね。

未だにっていうか、そんな会社見たことない。
T氏は1度、そんな就業規則はないからと思い切って上司よりも先に帰ったことがありました。そうしたら会社支給のスマホに電話がかかってきましたよ…
部下の一人を「あいつは仕事ができない」と大きな声で言う!
その名ざしされている部下というのが20代の若い男性だそうです。
たしかにちょっと「だらしない」そうです。机の上が煩雑だったり、隣にはみ出したり。だけどそれ以外は大きな問題はないと思われる明るい若者で、T氏にも親しくしてくれました。

彼のフランクで明るいところに救われたよ。
大声で、周りの人に聞こえる声で個人を叱ったりするのは「モラハラ」「パワハラ」認定の可能性があります。
会議用の資料、議事録のダメ出しが多くそのために残業している社員がいる複数いる
ううう、かわいそう。
資料や議事録大事とは思いますが、「仕事のための仕事」にそんな労力をかけなくてはいけないなんて。
それとも、よっぽど出来のわるい資料だったのでしょうか...
退社後や土日に上司から会社支給スマホに電話がくる
仕方がない場合もあると思います。緊急時とか。
でもT氏にかかってきた電話は、そうゆう類のものではありませんでした。だって入社してまだ日も浅く緊急事態に直面するような段階でもなかった。
なんでかかってきたか、というとですね、上で書いた「なんで帰ったんだ!」の他には、酔っぱらって「いやー、今日の会議資料はよかったよ」という謎のお褒めの言葉、あとはなんてことない業務連絡。
そういえば、「ちゃんとスマホを持って帰ったか確認」のために電話が来たこともありました。

こわい、こわいよう。
酔っぱらって電話するとか、重めの恋人??
残業代がほとんど支払われていない(らしい)
前出の若者がいつも遅くまで残業していたので、T氏は彼に聞いてみました。

残業代、ちゃんともらってる?
答えは、「半年分で2時間くらいですねー」だって。
その会社は半年に1回まとめて残業代を支払うそうです。その若者は毎晩9時頃まで残って仕事をしていたそうですが、2時間分しか残業として認められなかったということです。

残業代の支払いが半年に一度ってことも意味不明。
あと、就業規則上は有給休暇とは別に夏休みが5日間あるのですが、1年間に5日以上有給休暇を取得できなかった彼は、夏休みを有給休暇として処理されてしまったとか...

ただのブラックでは?
転職した会社がいろいろと微妙だったらどうすべきか
転職した会社が微妙だった、って話はよくあることだと思います。転職後に後悔する人の割合を調べてみました。
調査によってその割合に差があり、厚生労働省の調査では10%となっていますが、他の調査では60%という数字もありました。(参考;令和2年転職者実態調査の概況)

「後悔」の定義は人によってまちまちだから、
アンケート対象集団や聞き方で差がでるのでは?
なぜ結果に差がでるのかわかりませんが、一定数の人が後悔していることがわかります。
後悔する原因としては
- 待遇(休日、給与、労働条件)
- 仕事内容
- 人間関係
あたりではないでしょうか。T氏の場合は上司(人間関係)と待遇(労働条件や社風)ですかね。
社風や社内のローカルルール、人間関係は入社しないとわからないことがほとんどだと思います。それなのに、「後悔ポイント」が「入社しないとわからないこと」だなんて!
これって、賭けみたいなものではないでしょうか、ギャンブル??
そして、今の仕事を辞めたいと思う理由とほぼ一緒の気がします。
数か月勤めた結果、出した結論は「転職する」でした
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