今、思いもよらない困難の渦中にいます。
詳細は控えさせていただきますが、まったく予想もしなかったことが突然起こって、T氏とふたりあたふたしています。
その困難はある日突然やってきました。音もなく。まるでふたりで見晴らし台でよい景色を楽しんでいたら、足音もなくすっと近づいてきて、背中をとんっと(どん、ではない)と押されて、ふたりで下に転げ落ちたような感覚です。
自分の人生でこんなことが起こるなんて1㎜も予想していなかったので、びっくりしましたし、どうしたらよいかわからず不安に押しつぶされそうになる日もあります。
(詳細書かないのに、このように暗い話でごめんなさい。自分の記録としてどうしても書きたかったのです。ちなみに、健康問題や異性問題ではありません。)
なんとか解決しようといろいろと手を尽くしているのですが、100%わたしたちが望む解決の形は多分無理だろうと思っています。
仕事中も急に本件を思い出してしまい、そわそわしたり、急に心臓がどきどきしてスマートウォッチから「異常高心拍通知」の通知がしょっちゅうくるようになってしまいました。
わたしもT氏もお疲れ気味です。
これは気分転換せねば、ということで一人で大好きな本屋さんのMaruzenに出かけてみました。丸の内本店です!この本屋さんはもうずっと、このお店がオープンしたときから通い詰めています。膨大な量の本に囲まれてうろうろするだけで心が癒されるんです。知の海に溺れる。
今回は今はまっている冷凍弁当の本を買いました。
▼YouTubeで大人気、おすぎさんのレシピ、簡単で美味しいです。
それから、帝国ホテルの株主優待券を使うために、帝国ホテルまでぶらぶら歩きました。25分くらいでした。寒いけれどもとても良いお天気で、気持ちの良いお散歩ができました。
帝国ホテルではガルガンチュアのブルーベリーパイをお買い上げ!こうゆう時はおいしいものをたべないとね。
目的を果たしてホテルの外に出て駅に向かいます。その時急に思い出しました。結婚した時のことを。
わたしたちは両家の顔合わせを帝国ホテルの地下に入っていたお店で行いました。帝国ホテルで結婚式を挙げられたら最高だったんですが、もちろんそんなことはできず、じゃあということでお昼に帝国ホテルにあるお店で食事会を行ったんです。
お店の方が桜湯を出してくださって、婚姻届けに名前書いたりして、みんなで写真撮って、その時はわたしの父もまだまだ元気でした。楽しくあたたかな思い出です。
食事がおわって解散して、わたしたちはふたりで銀座伊東屋に新しいハンコを取りに行くことになりました。ちょうど今くらいの時期で空気がぱりっと乾燥して寒くて、よく晴れた日曜日でした。
ホテルの外に出て銀座方面に歩き出したときに、わたし何故か急にものすごく不安になったんです。わたしはかなり遅い結婚だったのでもういい大人なのに恥ずかしいのですが、なんでかものすごい不安に襲われました。後戻りできない、これからの新生活への不安かな。
涙が出そうになって(かろうじて流さなかった)だまってホテルの前を歩くことしかできませんでした。その時、理由は知りませんがT氏が急にぎゅっとわたしの手を握ってくれました。
T氏は女心なんて全然わからないタイプだし、すてきな言動なんて今までもほぼ無い人です。何かを察してくれたのか、T氏も不安になったのか、本人に聞いていないのでわかりません。
今回、このことを急に思い出したのです。正に同じ時期に同じ場所ですから。
ああそうか、って思いました。わたしたちはこんなにも大切に育てられて、祝福されて今の生活を始めたんだった、ってことにやっと気が付いたんです。
だから、少しくらいの困難に負けてはいけない。
希望通りの結末(問題の解決)には至らないかもしれないけど、それはそれ、わたしたちがこの先も不安で不幸な気持ちのままで暮らすこととは全く別の問題なんだ。
ブルーベリーパイ
翌朝、ふたりでブルーベリーパイを食べました。
このブルーベリーパイの賞味期限は二日間ですが、翌日にいただくのは少しもったいないかなと思っていました。パイのさくさくが失われてしまうのではないのかと。
ところが、そんなことは全くなく土台の部分はしっとりさくさくで、枠と上のパイはぱりっぱり。ブルーベリーも甘すぎることなく、ほのかにシナモンの香りがします。ブルーベリーはぎっしり詰まっていますが、さっぱりとした美味しさでぺろっと食べてしまいました。もう1個食べられそう。
なにもかもすべて片付いたらまたブルーベリーパイを買いに行こう。
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