PR

単眼鏡でのぞく美しい世界!東京国立博物館 常設展で果てしなく広がる小さな美を堪能しました

久しぶりに東京国立博物館(東博)の常設展に行ってきました!

常設展が好きです。

入館料もお手頃だし比較的空いているのでゆっくり過ごすことができますから。その中でも東博の常設展は特にお気に入りです。

東博の建物自体が素晴らしい
国宝や重要文化財が沢山ある
展示がゆったりしていて見やすい
土器から彫刻、絵画、染色などあらゆるジャンルが楽しめる

わたしの中で東博はとってもお得盛りだくさんの常設展なのです。

そんな東博の常設展が今年の4月から展示スペースがリニューアルされて名称も「東博コレクション展」に変わったと聞きました。

わたし
わたし

これは、なんとしても行かないと!

美術館や博物館の類が大好きなのですが、最近はあまり行けていませんでした。なので、東博自体も久しぶりの訪問です。

そして今回は美術鑑賞用の単眼鏡(ケンコー・トキナー 4倍単眼鏡 ギャラリーアイ galleryeye 4×12 ブラック (ギャラリーEYE))を持って行ってきました。少し前に購入したのですが、まだ数回しか使っていなくて、東博で使うことを楽しみにしていました。

東京国立博物館
〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
開館時間 9:30~17:00 金曜日・土曜日は20:00まで
東博コレクション展入館料 大人1000円 大学生500円
わたし
わたし

土曜日の18時から20時まで滞在しました。

お花見時期で上野は混雑していましたが、常設展は人もまばらで落ち着いていました。

なんか、常設展の入館料が爆上がりしているような気がします。前は600円くらいで入れたような…美術品や文化財の保管、収蔵、研究はお金がすっごくかかるみたいなので、仕方がないですね。
そして高校生以下と70歳以上は無料だそうです、70歳になる楽しみができました!

単眼鏡で観る世界は美しい小宇宙だった

▼私的パワースポット東博

夕方の東博はライトアップが始まってとっても美しかったです。今回は夕方2時間の滞在だったので、本館しか廻れませんでしたが興味のある作品の前に立ち止まってゆっくり鑑賞できました。

特別展鑑賞後に常設展にも来る方が多いので、土日の昼間は混雑している印象がありました。今回はとても静かでゆっくりできたので、夜の来館おすすめです。

単眼鏡で観る世界は果てしない!

単眼鏡で作品を見ると、小さな世界に驚きの発見がつまっていました。

まずは、普通に肉眼で見た世界。スマホのカメラなので全く肉眼と同じではありませんが、だいたいこんな感じ。

細かい装飾があって見ごたえのある仏像です。

これを同じ場所から単眼鏡でみるとこうなる!

ちょっとピンボケしていますね。スマホのカメラレンズに単眼鏡をくっつけて撮影しました。(小指が腱鞘炎になる)東博は撮影禁止のもの以外カメラOKだそうです。

瞳に入っている石の輝きとか、ボディの彩色、うっすら残っている模様までよく見えました。

彫刻だけではなくて、絵画でも大活躍しましたよ。

こちらは白川宿の様子を描いた巻物(めっちゃ長い)の一部です。実物は小さく細かく書かれていて、肉眼では書かれている文字を読むことができませんでした。

単眼鏡で観ると、「西光寺」「地蔵」「念佛」など小さい字がよく読めますし、家や寺の窓や柵まで書き込まれていることがわかります。

わたし
わたし

こんな小さな字を筆でこんなに美しく書いたのは誰??

写真が撮れませんでしたが、並河靖之の銀線七宝の小さな壺とか美しすぎました。肉眼で見ても感動なのですが、単眼鏡でのぞくと小さな模様の淵に銀線が輝いていて宇宙のようでした。

スポンサーリンク

作品の細部を見る以外にも、小さめの作品の全体を堪能するのにも役立ちます。

昨年、大河ドラマの「光る君へ」にどはまりしましてね。そこで道長の友達として出ていた藤原行成(能書家)の書が展示されていました。

ドラマの中で、「行成は字が上手いからあいつに書いてもらおうぜ」みたいな場面が何回かあって、そんなに上手なのか、見たいなあと思っていました。

その書が小さな紙に書かれていて、ガラスケースに入っていて距離があったので肉眼では物足りなかったのですが…

単眼鏡だとこの通り、目の前にどーんです。美しい流れるような書でした。

単眼鏡で観ると作品をひとり占めできる

細部まで観察できる楽しさの他に、作品への「没入感」がすごいのです。

まるで自分が小さな小さな虫になって、作品の中に入り込んでいるような気分がしました。大げさに言うと作品が全宇宙になってしまったかのような感覚です。

単眼鏡をのぞくと、写真のように丸の中に作品が現れて周りは黒く見えます。それが良いのかもしれません。この宇宙に作品とわたししかいないような、他の人とは分かち合えない作品と自分だけの世界。

こんなに空いてました、快適。

KenkoTokina ギャラリーEYE

わたしの単眼鏡はKenko TokinaのギャラリーEYEブラック4×12です。

この単眼鏡は美術品鑑賞に特化して作られていて遠くも近くもよく見えるのです。老眼でも眼鏡ユーザーでも使えます!

 

 

最近老眼を感じるわたしですが、単眼鏡で観ると頑張って焦点合わせなくていいので楽でした。

購入時に倍率について悩みましたが、わたしは4倍を選びました。6倍だと少し暗くなってしまうようですし、最近の美術館は作品との距離が比較的近いので。

今のところ、小さい・もっと大きく観たい とは思わないので4倍で大満足しています。

ギャラリーアイは白と黒の2種類があります。最初は絶対おしゃれな白と思っていましたが、長く使うことを考えて飽きのこない黒にしました。

アート鑑賞の相棒

何度きても新しい世界が待っている

今回の東博では小さな世界の果てしなくひろい宇宙を堪能することができました。

ああ、やっぱり東博はいいなあとかみしめながら帰宅しました。何度きても発見があってわくわくさせてくれます。

2時間しか滞在できなかったので、今度きたら別の作品を単眼鏡でじっくり楽しもうと思います。

来たときはまだ明るかったのですが、20時に帰るときはすっかり夜になっていました。夜の東博も特別な美しさでした。

コメント