東京から日がえりで愉しむ善光寺と小布施の小布施編です。
前半の善光寺編はこちらからどうぞ!
小布施は小さな町ですが、昔から文化人にゆかりがある様で、いろいろなところで地名を耳にするものですから、ちょっとした憧れの地でもありました。今回小布施を訪問することができてとってもよかったです!
時間に制約のある日帰り旅なので、目的を厳選しました。
- 岩松院で葛飾北斎の肉筆天井画を観る
- モンブランを食べる
- お土産として落雁を買う
さていくつ実行できたのでしょうか。
小布施駅から岩松院へ
小布施駅に到着しました、この時時間は13時頃です。まずは、第一目的の葛飾北斎の肉筆天井画を観に、岩松院に向かいます。
ここで、岩松院が意外と遠いことがわかりました。(事前のリサーチ不足です)わたし何故か歩いて行けると思っていたんです。多分歩いても30分くらいだから歩けないことはないし、歩いて行く方もいらっしゃると思います。
しかし、今回は時間が限られていますし、何といっても暑かった!
いつもは旅先でタクシーなんて使わない、倹約夫婦ですがこの日は即決でした。幸い、タクシー乗り場に次々とタクシーが来ます。電車の時間に合わせて来ていたのかもしれません。
市内を廻るバスもありましたが、あいにく時間が合わなかったのでタクシー一択でした。おかげであっという間に岩松院に付きまして、料金は800円くらいでした。
タクシーを降りると、なんだか爽やかな秋風が…周りは果樹園と民家でのんびりとしたところでした。北斎が気にって長逗留したのも頷けます。
ついに…憧れの鳳凰図が真上に
岩松院は参拝料500円で、本堂内の見学ができます。鳳凰図の鑑賞では、解説員さんが20分程度寺の歴史などを含めて、天井画の解説をしてくれます。本堂に入ると、前の方たちへの解説が続いていたので、ほかのものを見学しながら待ちます。
前の組の解説が終わったので、とうとう天井画の真下へ・・・
わたしの文章力がなさ過ぎて、この時の印象を上手く書くことができませんが、鳳凰の目が心を射抜くような感覚でした。そして描かれたときから一度も修理していないというのに、鮮やかな色彩に目を見張りました。
わたしは北斎の何が好きかといわれたら、「構図と線」と答えます。緊張感とリズムのある構図にどきどきします。
鳳凰図も、その構図にやられました。鳳凰の上(頭側)は羽や植物で画面が埋まっていますが、下側は余白があって、鳳凰の飾り羽の丸の模様が視線を軽やかに動かしてくれるようです。ぎゅっと要素がつまったところで重厚感を感じ、余白(金箔が張られている)で軽やかさがでて、飾り羽の模様で視線を軽やかに動かしているのかなあ、なんて考えました。(あくまで素人の考えです!)
この絵を80代の北斎が描いたんです。ああ、わたしも命つきるまで生き切らないとなあ、なんて思ったりして。
北斎の絵に興奮して、長くなりました。小布施後編に続きます。ショートトリップなのに、長すぎる!
後編はこちらです
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