珍しく映画を観に行きました。
大好きなテレビシリーズ「孤独のグルメ」の映画、「劇場版 孤独のグルメ」です。
説明不要な人気シリーズですね。年末特番とか年末一挙放送はついつい見てしまいます。なんと、この劇場版は主人公の井之頭五郎を演じている、松重豊さんが監督ということで、これは見たいかも、と思っていました。
そんなときに、知人から偶然「行かないからどうぞ」とチケットを譲っていただきました!これはうれしい、ありがとうございました。
封切されて間もない日曜日にいそいそと観に行ってきました。
劇場版 孤独のグルメ を観た感想(ネタばれありません)
一言でいうと、「お腹がすくなあ~」です。
TVシリーズと同様ですが、ストーリー自体よりも五郎さんが何を食べるのか、何を思うのかが重要です。
ストーリー自体も五郎さんのお人よしの性格が出ていて、人を嫌な気分にさせないお話だったと思います。まあ、一部「それはありえないでしょ」って心の中でつっこむような場面もありましたが。
劇場版でも美味しそうな食事が盛りだくさんでした。印象に残ったものをふたつ挙げたいと思います。
パリのオニオンスープ
とにかく、器からして美味しいものが入っているなってわかるような器でした。白い陶器で壺みたいな形をしているものです。
オニオンスープがあっつあつで、とろっとろのようで、五郎さん慎重に口に運びますが手が止まらないのだなあ、というのが良くわかる食べ方でした。そしてこうつぶやきます。
韓国 干し鱈のスープ
韓国料理で二日酔いに効くスープとして有名ですね。
韓国ドラマを見ているとたまに出てくるので、昨年末にソウルに行ったときに朝食に食べようと計画していました。お店の場所も調べて、GoogleMapにしるしをつけて保存しておきました。
ところがですね、行ってみて思い出したんですが、わたしキムチやにんにくがあんまり得意じゃない、ってことを。
予定では、二日目の朝に食べるつもりだったのですが、旅の疲れもあってか、2日目の朝は普通のパンとコーヒーがいい、と思ってしまったんです。
そのときはしょうがなかったんですが、後で激しく後悔し、この映画を見てさらに後悔しました。ああ、ソウルで食べておけばよかった!!!

朝食の定番ソルロンタン
五郎さんが干し鱈のスープを食べるときに、事情によりそれを食べ終わるのを待っているイミグレーションの方が、ユ・ジェミョンさんでした!わたしの大好きなドラマ「ヴィンチェンツォ」の弁護士パパさんじゃないですか。
ユ・ジェミョンさんの出番は少しでしたが、すごくよかった、楽しい気分にさせてくれる演技でした。
井之頭五郎は全然孤独ではない
ひとりご飯だから「孤独のグルメ」なんでしょうけど、井之頭氏は全然孤独じゃない。ひとりで全神経を集中して、目の前の食事に真剣に向き合っています。いつもひとりで食べているけど、感想を言い合ったりもしないけど、きっとこの食事を通して、食事を作った人、食材の生産者とつながっているのだと思います。(おおげさ?)
本当に孤独だったら、食事を食べてもおいしいなんて思えないでしょう。五郎さんは毎回真剣にお店を選びますが、孤独だったら真剣になんて選ばないでしょう。経済的なつりあいと、お腹が膨れればよいと思うかもしれません。
映画について思うこと
今回の映画は実に何年ぶりかの映画館でした。家でNetflixでも見ますけれど、映画は年に1-2本しか見ていません。よっぽど「見たい!」というのがないと見に行かないし、そこまで見たいと思わないのですよ。
あと、そもそも子供の頃から映画が映画館が苦手です。
映画が苦手な理由 わたし個人の理由なので別に書き出すこともないのですが。。。
- 大迫力すぎる。大音響も大きなスクリーンも私には刺激が強すぎます。今回の映画も音が大きすぎるので耳栓して鑑賞しましたが、ちゃんと聞き取れました。
- 映画館の独特の匂い?が苦手。くさいと感じるわけではないのですが、昔から気になってしまう匂いです。
- 観終わって劇場の外に出たときに、現実とのギャップがつらい。入ったときは明るかったのにもう夕方になっている、とか、今まで物語の世界にいたのに急に現実が押し寄せる感じが苦手。
3Dの映画とか見たことないけど、多分わたしはやめておいた方がいいだろうなあと思います。
だけど、今回久しぶりに映画を見に行って、素直に面白かったと思うことができました。刺激弱めの映画だったからでしょうか。頻繁には難しいですが、たまには映画館もいいなあと思った日曜日でした。
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