
毎日忙しく働いていると、週末くらいはどこかへ出かけてリフレッシュしたい。というか、逃避したい!とか思います。
現実逃避っていうか、ちょっとした転地療法です。

でも、旅行の計画を詰め込みすぎて、帰ってきたら逆に疲れてしまった……なんて経験はきっと誰にでもあるはず。
忙しいサラリーマンの週末に、予定を少なめにしてのんびり過ごす「疲れない旅」を全力でおすすめしたい。若い人や元気に満ち溢れている方はいいです、エネルギッシュに楽しんでおくれ。
お疲れ気味の中年夫婦、すごく久しぶりに泊りがけの旅行に行って参りました。
都内からアクセス抜群な鬼怒川温泉、昭和の温泉観光地へお出かけしました。わがやはノーマイカーですが旅行先では車を借りて廻ることも多いのですが、今回は完全なる車無し旅です。
車なしでもコンパクトに街を歩けて、マイナスイオンやおさるさんに癒やされた旅のプランをご紹介します。
- 1日目 10:00 自宅を出発!愛犬を預けて駅へ
- 11:00過ぎ 東武鉄道「特急リバティ」で読書タイム
- 13:00過ぎ 鬼怒川温泉駅に到着し、絶品きのこそばランチ
- 14:00 荷物を預けて、もののけ姫のような秘境へお散歩
- 15:30 散策の締めくくりは、絶品バウムクーヘンソフト
- 2日目 10:00 チェックアウト後、鬼怒川ライン下りへ
- 11:30 無料バスを乗り継ぎ、ロープウェイで丸山の山頂へ
- 12:00 人間が檻に入る!?おさるの山で驚きのえさやり体験
- 13:30 駅前の金谷ホテルカフェで、少し遅めの贅沢ランチ
- 15:00過ぎ 話題の「スペーシアX」で快適すぎる帰り道
- 車なしでも大満足!鬼怒川温泉のコンパクトな魅力
1日目 10:00 自宅を出発!愛犬を預けて駅へ
わたしたち夫婦が旅をするときに一番に考えるのは、愛犬のお泊り時間をいかに短くするかです。
出発日の朝は、10時に自宅を出発しました。
お散歩がてらゆっくり歩いて駅に向かい、その途中で愛犬をかかりつけの動物病院のホテルへお預けします。これで安心して旅を楽しむことができます。
大切な犬を預けるのはいつも胸が痛みますが、本当はいちばん寂しがっているのは飼い主の方かなとも思います。

旅行は楽しいけど、離れて過ごすのが寂しい飼い主
11:00過ぎ 東武鉄道「特急リバティ」で読書タイム
11時過ぎの東武鉄道「特急リバティ会津」に乗車して、いざ鬼怒川へ。

車内でのわたしのお供は、石田夏穂さんの「ノーメイク鑑定士」という本です。サラリーマンなら誰もが共感できるリアルな気持ちに、少し不思議な世界観が織り交ぜられていて、ページをめくる手が止まりません。この作家さんの文章、とっても好きだなあ。

窓の外の景色を眺めたり、お気に入りの本を読んだりしているうちに、あっという間に時間が過ぎていきます。
13:00過ぎ 鬼怒川温泉駅に到着し、絶品きのこそばランチ
13時過ぎに鬼怒川温泉駅へ到着しました。乗車時間約2時間、ちょうどよい距離感です。
駅前では、可愛らしい鬼の像がお出迎えしてくれます。

東京よりも空気が少しひんやりとしていて、それだけで遠くへ来たような解放感に包まれます。
まずはお腹を満たすため、駅から5分ほど歩いたところにあるお蕎麦屋さん「更科」へ。
わたしが注文したのは、きのこそばです。運ばれてきた瞬間から、きのことお蕎麦の豊かな香りがふわっと広がり、お腹も心もしみじみとする美味しさでした。
14:00 荷物を預けて、もののけ姫のような秘境へお散歩
お腹がいっぱいになったところで、少し荷物を減らして身軽になりたいと思い、ぶらぶら歩いて今夜の宿へ向かいました。
チェックイン前に手続きを済ませて荷物を預けたら、さっそく街の散策へ出かけます。
階段に描かれた大きな鬼の絵を眺めたりしながら、鬼怒川沿いをぶらぶらと歩きます。この日は曇り空で、暑くもなく寒くもない絶好のお散歩日和でした。
少し歩くと、大きな吊り橋「鬼怒楯岩大吊橋」に到着。
一見するとがっしりしていて吊り橋には見えないのですが、実際に一歩を踏み出してみると、しっかり揺れます!

立派な橋だから平気だと思ったのですが、真ん中あたりまで来るとやっぱり怖いものです。落としてしまいそうで、橋の上でスマホを出すことができませんでした。
けれど、橋の真ん中から見下ろす渓谷の美しさと、激しい川の流れは本当に素晴らしい景色でした。(が、スマホ出せなかったので写真なし)
その背景に立ち並ぶ、昭和の面影を色濃く残したホテル群も、独特の風情があります。
今って昭和レトロ流行りらしいですが、作り物でない風景ってやっぱり味わいがちがうなあと思います。
吊り橋を渡りきると道が左右に分かれており、わたしたちは迷うことなく池と滝のルートを選択。
5分ほど歩くと「古釜の滝」に到着しました。薄暗い静けさの中にひっそりと佇む小さな滝なのですが、そこにちょうど優しく日が差し込んでいて、まるで映画「もののけ姫」のワンシーンのような神秘的な光景でした。あまりの美しさに、しばらくふたりで静かに滝を眺めてしまいました。

15:30 散策の締めくくりは、絶品バウムクーヘンソフト
たくさん歩いたので、駅の近くでちょっとお茶をすることにしました。
立ち寄ったのは、鬼怒川で有名なバウムクーヘン屋さん「はちや」さんのソフトクリームのお店です。店内にはスタンド形式で食べられるスペースがあったので、そこでバウムクーヘン付きのソフトクリームをいただきました。冷たくて甘いソフトクリームがじんわりと染み入ります。

すっかりリフレッシュしたところで、翌日に体験するライン下りの乗り場へ立ち寄り、事前の予約を済ませてからお宿へと向かいました。
2日目 10:00 チェックアウト後、鬼怒川ライン下りへ
2日目の朝は、10時にチェックアウトをしました。朝食ものんびりといただくことができて、慌ただしい日常を忘れられる贅沢な時間を過ごせます。
我々の旅ってなんというか結構忙しめになるパターンが多かったんですよねえ。もともと体力に自信の無いわたしはへとへとになることも多くて、それが原因で旅の最中に小競り合いが起きたりとか。
だけどこのくらい余裕をもって過ごせると、ケンカも起きないし平和でよい。
宿をあとにしたら、前日に予約をしておいた「ライン下り」の乗り場まで、またのんびりと歩いて向かいました。
さっそく乗船です。乗船時間はだいたい30分から40分ほど。船が動き出すと、まるで川の上を滑るように進んでいく感覚がとても心地よいです。

川面を吹き抜けるひんやりとした風が肌にあたり、心の中からすっきりとリフレッシュされていくのがわかります。
下船したあとは、15分ほど待つと迎えのマイクロバスが来てくれました。このバスが鬼怒川温泉駅まで無料で連れて行ってくれるので、車がなくても本当にスムーズに移動ができます。

省エネモードで電車旅できるって素敵
11:30 無料バスを乗り継ぎ、ロープウェイで丸山の山頂へ
鬼怒川温泉駅に戻ったら、今度は駅から1分ほどのところから発車している別のマイクロバスに乗り換えて、ロープウェイ乗り場へ向かいます。
なんと、このロープウェイ行きのバスも無料で乗ることができるのです。ありがとうございます。
バスに揺られること5分ほどでロープウェイ乗り場に到着。そこからロープウェイに乗り込み、一気に丸山の山頂へと上がります。
山頂に到着すると、目の前には鬼怒川の豊かな自然と、歴史ある温泉街が一望できる素晴らしい景色が広がっていました。

12:00 人間が檻に入る!?おさるの山で驚きのえさやり体験
さて、なぜわたしたちがこの山頂にやってきたかというと、ここにはおさるの飼育施設があるからです!
うちの夫は普段、そこまで動物に対して強い興味を示すタイプではないのですが、なぜかサルが大好き。
これまでも全国のサルの名所にわざわざ足を運んでいるほどです。わたし自身も動物が大好きなので、ふたりでワクワクしながら向かいました。
山頂の小さな飼育施設にいるのは、タイワンザルというおさるさんたちです。
タイワンザルは特定外来生物に指定されているため、これ以上繁殖をさせることも、日本の山に放すこともできません。いろいろと考えさせられる部分もありつつ、ここにいるサルさんたちがどうか穏やかに過ごしてほしいなと願うばかりです。
そして、この施設で何よりびっくりしたのが、そのユニークな展示方法でした。
サルの飼育スペースが広い柵で囲まれているのですが、その中に人間が歩くための細長い網状の檻のような通路が伸びているのです。つまり、サルが外にいて、人間が檻の中に入ってサルを観察するという、まさかの人間が檻に入るパターン。おもしろい逆転現象だなと感じました。

ここで夫は、念願のえさやり体験をしていました。
長い柄がついたスプーンに餌を乗せて、柵の隙からサルに渡す仕組みになっています。柵の隙間からサルが器用に手を出してくるのですが、直接手渡しをする危険を避けられるので、安全で合理的なシステムです。

夫もおさるさんにおやつをあげられて、すっかりほくほく顔で喜んでいました。

スプーン越しだけど、サルのいのちを感じる。
13:30 駅前の金谷ホテルカフェで、少し遅めの贅沢ランチ
ロープウェイで山を下り、駅前まで戻ってきたところで、13時半を過ぎていました。
少し遅めの昼食をとるために立ち寄ったのは、鬼怒川温泉駅のすぐ目の前にある、金谷ホテルが運営しているお土産屋さんを兼ねたカフェです。
落ち着いた雰囲気の店内で、美味しいコーヒーをいただきながら、のんびりとランチタイムを過ごしました。

15:00過ぎ 話題の「スペーシアX」で快適すぎる帰り道
楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰りの時間です。15時過ぎの東武鉄道の新型特急「スペーシアX」に乗車して東京へ戻ります。

このスペーシアXが、想像以上に快適で最高でした。洗練された美しいデザインの車内は、座席もゆったりとしていて座り心地が抜群。
移動中の疲れを全く感じさせないほどリラックスした空間が広がっています。本数がそんなに無いようですが、タイミングがあればぜひ乗ってみることをお勧めいたします。
車内で旅の思い出を振り返ったり、ウトウトしたりしているうちに、17時過ぎにはもう東京へ到着してしまいました。
車なしでも大満足!鬼怒川温泉のコンパクトな魅力
こうして1泊2日の旅を振り返ってみると、すべて徒歩や無料バスで観光が済んでしまうこのコンパクトさが本当にありがたいなと感じます。
すぐ近くにある日光エリアはきっとすごい人出で、道もお店も大混雑していると思いますが、鬼怒川はとてものんびりとした時間が流れています。(少し悪く言ってしまえば、昭和の廃墟感が少々漂う街並みではあるのですが……それが逆にすごくよい。)
そのおかげで、人に酔って疲れてしまうこともなく、お散歩がてらのんびりと観光を楽しむことができました。
自宅を出発してから帰宅するまで、愛犬のお泊り時間も最小限に抑えることができて大満足です。
週末にエネルギーをチャージしたいのんびり旅には、この落ち着いた雰囲気がむしろちょうどいいのかもしれません。
それから、今回初めて「大江戸温泉物語」の宿に泊まりました!念願だったんです!ホテルの様子は続きの記事で!

コメント