
結婚後初めての一人旅。
行き先は広島です。1日目はあこがれ続けた厳島神社に参拝し、宮島グルメを堪能しました。
2日目は一番の目的である安佐動物公園へ向かいます。

こうして振り返ってみても、趣味満載だったなあ。
いよいよ旅のメインへ!マルミミゾウの赤ちゃんを求めて
広島アンデルセンのパンでパワーチャージ
2日目も空は夏のような青空が広がっていました。もうすぐ10月になるというのに、本当にいい天気!やはり、関東地方よりも西日本のほうが少し暑く感じるようです。
宿泊したホテルは朝食が付いていなかったので、前夜に買っておいたのは広島アンデルセンのパン。

東京にもあるアンデルセンと何が違うのかよくわかりませんでしたが、どのパンもとてもおいしくて、買いすぎたかと思いましたがペロっと完食!
アンデルセンで買ったコーヒードリップバッグも美味しく、最高のパワーチャージになりました。
バスに揺られて山の中の動物園へ
ホテルからバス停まで歩き、いよいよ旅の一番の目的、安佐動物公園へ向かいます。
安佐動物公園は広島市中心部から離れた山の中にあり、バスで約1時間です。ホテルの近くから乗り換えなしで着くバスがあって助かりました。
バスは広島市内をのんびり走り、だんだんと山道へ。緑の中の動物園って、なんだか癒されますね。安佐動物公園って山のなかにあるのですね。

到着したら、まずは帰りのバスの時間とバス停の場所を確認。空港まで距離があるので、ギリギリまで動物園にいるには、予定のバスに乗り遅れるわけにはいきません。

一人なので乗り遅れたらかなり心細いかも。
完璧に準備を整え、いざ入園!
安すぎる!510円でこんなに充実!安佐動物公園のレア動物たち
入園料は510円と、公共施設ならではの良心的な価格に感涙。
動物を飼育するのにどれだけお金がかかるかを知っているだけに、誰でも気軽に立ち寄れるこの価格設定はありがたいです。
この日の目的は、もちろんマルミミゾウの親子に会うこと!国内では初めての出産です。そもそも、マルミミゾウの飼育が珍しく、わたしは今回初めてマルミミゾウを見ることになりました。

とにかくマルミミゾウを見てみたいんだ。
赤ちゃん(2025年8月5日生まれ)がまだ小さいため、観覧できるのは13:30-14:30と時間が限定されています。
わたしが入園したのは10時頃だったので、それまでは他の動物たちをゆっくりじっくり見て回ります。
平日でしたが、学校の課外活動らしく小学校低学年の生徒さんが大勢来ていました。みんなでワイワイ言いながら周る動物園、楽しいだろうなぁ。
安佐動物公園は展示動物数はそれほど多くありませんが、各動物のスペースがゆったりしていて、レアな動物が沢山いたことに驚きました!動物園巡りが趣味のわたしが「おお!」と思った珍しい動物たちをご紹介します。
1.オオサンショウウオ
やっぱり西日本といえばオオサンショウウオですね。
よく考えたら、自然の姿を観たのは初めてかもしれません。成体は思ったより大きかった。本当に「オオ」サンショウウオで、150cmくらいになるそうです。
安佐動物公園では繁殖研究も行われていて、小さいオオサンショウウオもいました。みんな立派に大きくなるんだよー!
2.アムールトラ
スマトラトラはよく見かけますが、迫力あるアムールトラがいらっしゃいました。
やはり大きいし、毛がふさっとしている感じがします。
こちらのトラさん、人工保育で育ったそうで人への興味関心が強いとのこと。水を飲んだり、ブルブルしたり、いろいろな行動を見せてくれました。

暑い日は水分を摂りましょう
やっぱり、大型ネコ科動物のビジュアルは最高にかっこいい!犬派のわたしですが、佇まいの美しさはネコ科に軍配が上がるかもしれません。

イタリアングレーハウンドだけは猫よりも美しいよ。
3.アフリカスイギュウ
アフリカスイギュウを動物園で観たのは初めて!飼育している動物園があるなんて驚きです。
地味目な動物ですが、角の形も面白いし、大きな体つきは一見の価値あり。国内では安佐動物公園を含めて4か所のみの飼育だそうです。
ライオンさえも恐れる草食動物と言われるのがよくわかる、力強い風貌でした。

足が太い
【悲報】幻のレア動物・シフゾウとの出会いは次回に持ち越し
ちなみに、安佐動物公園にはシフゾウという最高にレアな動物もいるのですが、残念ながらこの日はシフゾウのいるエリアが立ち入り禁止になっていました。
近くに熊が出たとのことで安全のためだそうです。非常に残念!
シカに似ているのに角は鹿じゃない、ロバに似ているのに蹄は牛、ラクダに似ているのに首はロバ、ウマに似ているのに尾は牛、といった特徴から<「四不像(四つのものに似て非なる)」と呼ばれる不思議な動物。
またいつか、この珍しい姿を見に来る理由ができました。
憧れのマルミミゾウ親子と、感動の「ゾウの大きさ比べ」
貴重な「ゾウの大きさ比べ」
さて、そんなこんなでマルミミゾウの観覧時間を待ちます。
観覧時間前でもサバンナゾウとマルミミゾウのオス(お父さん)を見ることはできました。

オスのダイくんです
マルミミゾウのメス(お母さんのメイちゃん)は遠くの柵の向こうにちらっと見えたのですが、よーく見ると、お母さんの足元にちょろちょろと赤ちゃんが付いて回っているのが見えました! 遠いし体の一部分しか見えなくても、もうかわいい!
そして個人的に大興奮したのが、隣にサバンナゾウがいたこと。
マルミミゾウはアフリカの森林地帯に住むため、サバンナゾウ(いわゆるアフリカゾウ)よりも小型です。
- サバンナゾウ 大きさ3~4m(でかい!)
- マルミミゾウ 大きさ2.5m
数字で見てもよくわからない大きさですが、その2頭が並んでいるんです!

大きさが違うのがよくわかります
多少遠近の差はありますが、見た感じこんなに違う。野生下ではありえないゾウの大きさ比べができてしまうなんて、動物園って本当にすごいですね。
感動の対面!「メイちゃん、ありがとう」
そろそろ時間です。13時10分に観覧待ちの場所へ行ったら、びっくり!すでに100人くらいのすごい行列になっていました。
空いていると思っていたのに、みんなここに集まっていた!大急ぎで列の後ろに並びました。
実は、この日の動物園滞在のタイムリミットは14時。30分しか観覧時間がありません。不安でしたが、時間になると列は順調に進み、13時35分頃には観覧ゾーンに入ることができました。

焦りました。
観覧は並んでゆっくり歩きながらなので、1回1~2分だと思います。でも、全体的にゆっくりとした雰囲気で和やかに見ることができました。
そして、マルミミゾウの赤ちゃん!もう、「かわいい」のひとこと!
ちょこちょこお母さんのあとをついて回り、時々水たまりを掘ってみたり、岩に足をこすりつけたり、元気でかわいい姿を見せてくれました。

穴掘り!
お母さんのメイちゃんも、赤ちゃんを追いかけたり、鼻で優しく触ったりして大切に育てている様子が伝わってきました。

心から思いましたよ。「メイちゃんありがとう、こんなにかわいい赤ちゃんを産んでくれて、見せてくれてありがとう」
1回目の観覧がおわったら、久しぶりのダッシュでもう一度列の最後尾へ。
ぎりぎり2巡目もみることができました!赤ちゃんがおっぱい飲むところを観たかったのですが、残念、それはかないませんでした。
生後約2か月の赤ちゃんゾウはお母さんのおなかの下にすっぽりはまるくらいの大きさ。これからぐんぐん大きくなるのでしょうね。どうか元気に成長してください。

後ろにサバンナゾウが…でかい!
忘れかけていた「私だけの感覚」を取り戻す旅
2回目の観覧がおわったのはちょうど14時。危なかった!大急ぎでバス停へ向かいました。ああ、本当に素晴らしい動物園でした。ありがとう。
バスと電車を乗り継いで広島空港にたどり着きました。
たった1泊2日の旅だったけど、全部自分が好きな事、好きな食べ物で埋め尽くした旅行でした。旅行でこんな解放感を味わったのは久しぶりかもしれません。
普段そんなに抑圧されてる???まさか。
旅行してみて、「わたし、こういうのが好きだったなあ」など、再発見が沢山ありました。
自分が好きなものなんて忘れる訳ない、と思っていましたが、毎日のあわただしさの中にすっかり埋もれていたようです。何がどれくらい好きなのかがよーく見えた旅となりました。
そして、わたし、まだまだ一人でなんでもできる!

結婚して弱くなったなあと思ってたけど、そうでもなかった。
好きなものは好きと言って、一人でも行こうと思います。1年に1回くらいこんな一人旅をしてみたいなあと思いました。
<おまけ>
後日、中学生の頃からの憧れだった厳島神社と平清盛の深い関係について、熱い想いを込めて書きたいと思います。
▼脱縮毛矯正レポート。旅行中は髪を結ばないで過ごしてみました。
▼暑い日は風通しのよい帽子が大活躍でした
▼1日2万歩くらい歩きましたが、ASICSのスニーカーで疲れ知らずでした、ありがとう。




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