本を読むことが好きです。毎日少しずつ読むので、読書は生活の一部分になっています。
子どもの頃から本を読むことが好きだったけど、社会人になってからは年間数冊しか読まなくなってしまいました。
そういえば、ベストセラーの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』も読みました。
ここ数年間は毎年50冊程度の本を読んでいます。仕事の本はカウントしていないので、ただただ「娯楽!」「趣味!」「エンタメ!」の感覚で読んでいます。韓国ドラマの延長線上にあるような感じです。
本が好きなので、他の人がどんな本を読んでいるのかすっごく気になるわけです。
職場で読書している人がいれば、「どんな本が好きなんですか?」とか聞いてみたり、電車で本を読んでいる人がいれば、何を読んでいるのか気になったり…。 聞かれるのも、じろじろ見られるのも迷惑かもしれませんね、気を付けます。
とりわけ好きなのは、テレビで偉い方や有名人や一般人のインタビューの後ろに本棚があるときに、インタビューそっちのけでどんな本が詰まっているのかを見ることです。
知っている本があれば、その人に親近感が沸くし、難しそうな本があれば「さすが!」と感服し、難しそうな本の間に絵本が紛れていたりすると、その方の性格や家族構成を想像したり...。
まあとにかく本棚ひとつとっても大宇宙だなあと思うわけです。
わたしの小さな本棚の一部も公開してみようと思います。

興味ある方がいらっしゃるかどうかという謎があるけど。
図書館メインの本棚は少数精鋭
本を読みますが、8割は図書館で借りています。
最近の図書館ってラインナップがすごいです。これはないだろう、と思っても大抵の本がそろっています。
最寄りの図書館になくても、同じ自治体内の図書館にあれば取り寄せてもらえるので、読みたいけれど図書館にないという経験は本当に数少ないです。
本を購入するのは、「今すぐ読みたい」「図書館にあるけど、順番待ちの人数がすごい」ってとき。あとはごくまれに、「所有したい」「手元に残したい」という本に出合ったときです。
購入した本のほとんどは、満足したらメルカリなどで売ってしまいます。すべてを取っておくことは現実的に無理なので。
いまわたしの本棚にある本を一言で言うと「持っていたい本」「捨てられない本」です。(二言だった)
本棚1段目 好きすぎる文庫本たち
偏愛している文庫本が詰まった棚です。
内田百閒とサリンジャーがぎゅうぎゅう。(カバーがかかっている本もサリンジャーです)
百閒先生の本は絶対に手放せないのです。ときどき取り出して読み直します。
どのページを開いても、美しい日本語にうっとりします。
百閒先生のユーモアあふれる文章も好きなのですが、特に自然の描写に心を揺さぶられます。余分な装飾のないシンプルな文章が、的確に自然を描写していて、初めて読んだときには本当にびっくりしました。
百閒先生の故郷の岡山に向かう新幹線の中で、『第三阿房列車』(第三阿房列車 (新潮文庫 新潮文庫) [ 内田 百間 ])を読みました。
百閒先生が描写した、東京から岡山へ向かう車窓の様子を読みながら「ここのことかな」なんて考えながら、窓の外の風景と本を比べたりしてすっごく楽しいひと時でした。
『ノラや』(ノラや 愛猫随筆集 (単行本) [ 内田百間 ])は、涙が止まらなくなるので読みたいのに読めない、これほど読むのに勇気がいる本もありません。
表紙の写真がもうだめなんですよ。
端っこにちらっと移っている『海辺の生き物』は、昔ダイビングにはまっていた時のものですが、今でも見始めると止まらなくなるので保存しています。
本棚2段目 心の癒しと趣味の世界
癒しの本とひたすら趣味の本が詰まっています。
益田ミリさんのすーちゃんシリーズはわたしの心の支えとなった本でした。
ちょうど、すーちゃんと同年代の頃に読んでいたので、わかるわかる、そうだよね、と共感しきり。
読み終わったあとに活力とやるきが沸くのではなく、すこし心が軽くなる本(漫画)。
すーちゃんシリーズのすごいところは、読んだ後も少しして日常生活で同じような場面に遭遇してすーちゃんを思い出し、また少し楽になる、ってところだと思います。
ずーっと、何年たっても心の隅っこにあるような本です。
すーちゃんシリーズは完結したのかな?最新刊(結婚しなくていいですか。 すーちゃんの明日 (幻冬舎文庫) [ 益田ミリ ])が完結って感じの終わり方だったので。
もう新しいすーちゃんのお話は読めないかもしれないけど、わたしは勝手にすーちゃんは今日も毎日生活している、と感じてしまっています。
いつか、「すーばあさん」にお会いしたいです。(そのときはわたしも堂々たるばあさんになっていたい)
鳥の本、猫の本、魚の本は完全に趣味、時々開いてにやにやしながら写真を眺めます。
本棚の2段を写真にとりました。
そこで気が付いたこと。

汚い、ほこりが、、、
これでいいのでしょうか、本が好きとか言って本棚を公開しているのに、ほこりが目立つなんて!
そんなに好きならちゃんと管理せよって話です。
本棚には無印良品のパルプボードを使用しています。他の段にも本が入っているのですが、仕事の本などが混在していてぐちゃぐちゃで、とてもお見せできるような状態ではありませんでした。
「シンプルな暮らし」をしたいわ とか言っておいて現実はこんなものですかね(悲しい)
ほこり問題はさておき、改めてこの2段の本棚を見てみるとわたしの好きがぎゅう詰めだなと思いました。
スペースの問題がありますが、手放せない本が増えることは「自分の好き」が増えてゆくことでもあります。
これからの自分がどんな事に興味をもって、どんな本を所有してゆくのか、またどの本を手放す(!)のか、楽しみでもあるのです。
▼2024年の読書はこんな感じでした
▼この本は夫(T氏)の所有物
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