社会人の皆様、本読んでいますか?
わたしは2021年から毎年読んだ本を記録しています。
「読まない」が 62.6%、「1、2 冊」が 27.6%、「3、4 冊」が 6.0%、「5、6 冊」が 1.5%、「7 冊以上」が 1.8%となっており、1 冊以上読むと答えた人の割合が合わせて 36.9%となっている。
令和5年度「国語に関する世論調査」の結果の概要より
これを見ると多くの方が読まないのだなあ、とわかります。かつ、調査対象が16歳以上なので、高校生や大学生、仕事をしていない高齢者も含むデータなので、純粋に「社会人」として調査したら1冊も読まない人はもっと多いかもしれません。
フルタイムで働いていると、朝はバタバタ出社、通勤時間中はニュースとメールとスケジュールのチェック。午前中の仕事が終わって大急ぎでお昼ご飯を流がし込み、午後の仕事。くたくたになって帰宅の電車で本なんて読めないですよね!じゃあ土日は?って言ったら、お昼まで起きられない人もいるだろうし、朝から家事育児に追われている!っていう方もいらっしゃるでしょう。
こんな毎日だったら本を読む時間も気力もなくて当たり前。
わたしの仕事は世間一般的なサラリーマンのイメージよりは、きっとずっと楽だし、子どももいませんので自分の時間も持ちやすいと思います。でも、私も2019年ころまでは、月に1冊も読んでいませんでした。
写真アプリに年別のアルバムを作成して、読んだ本の表紙の写真を保存しています。
だけど今は月に3-4冊の本を読んでいます、なぜ読むようになったのか、どうやって読んでいるのかをまとめました。もっと本を読みたい、と思っている方の参考になれば嬉しいです。
わたしが読書するようになった理由
スキルアップしたい、人生を豊かにしたい
なんて、気持ちは全くありませんでした。一言でいえば「逃げ」「逃避」です、はい。
2019年の始め、仕事というか職場が嫌で嫌でどうにもならなくなってしまったんです。別にいじめる人がいるわけではありませんでしたが、心を許して話をしたり雑談で気を紛らわすこともできず、ひたすら会社という場にいることがつらくなってしまったんです。
だから、1秒でも会社にいたくなくて、昼休みはご飯を食べ終わると会社の周りを当てもなく徘徊していました。これはこれで楽しかったりもしたのですが、昼休みの終わりに職場に戻るのが嫌すぎて半泣きでした。(涙、涙)
そんな毎日でしたが、だんだん外が暑くなってきて徘徊もしづらくなってきたんです。そこで、ひらめいたのが「読書」です。もともと本が好きだったので、なんでもいいから本を読んでいれば、自分の世界に浸れるし、誰も話しかけてこないだろうと思ったんです。
家にあった文庫本を適当に持って行って、会社の空きスペースや自席で読み始めました。そうしたら、本を読んでいる間はなんというか本当のわたしに戻ったような気がしました。
本を読んでいる人に話しかける人はあまりいませんので、職場で大勢の人がいるのに、わたしの周りに透明なバリア(結界?)が張られて守られているような感じがしたのです。最初は本の内容なんてどうでも良かったのですが、読む本がなくなると、買ったり図書館で借りたりするループが生まれました。
とはいっても、昼休みの15ー20分程度の読書ですから、大した量ではありませんでした。
読む量が増えた理由
少しずつ本を読むようにはなりましたが、行き帰りの電車はスマホ、家でも本は読みませんでした。そんな生活に革命が起きたのです、コロナ渦の到来です!
2020年になって、本当に一時期ですが在宅勤務が許可されました。そのために、ノートパソコンを持って通勤する必要が発生しまして、通勤をリュックに変えたのです。リュックって本当に楽ですよね!在宅勤務が終わってパソコンを運ぶこともなくなりましたが、現在も愛用しています。
通勤を肩掛けバッグからリュックに変えたことにより、文庫でない本も持ち歩けるようになった。
それが、という感じですが、大革命でした。
これで、どんな本でも会社に持ってゆけるのです。
このころから、自分の中に「本を読みたい!」という中毒のような欲求がむくむくと湧いてきました。読む本がなくなると不安になる、という禁断症状も出始めました。そして、それが現在まで続いています。
社会人 いつ本を読むのか問題
忙しい、疲弊している中でいつ本を読むのか、ですがわたしの場合を紹介します。
- 出社のための電車の中(約15分)
- 昼休み:ひとりランチのときのみ(15-30分)
- プライベートで電車にのるとき:ただし荷物が少ないときや一人のときのみ
- プライベートでひとりでカフェにいったとき:2か月に1回くらい(約1時間)
1.出勤時の電車の中
時間は約15分と短いですし、座れません。電車に乗ったらリュックを前に抱えて、サッと通路に入りつり革を掴みます。通路(座席の前)に入れればあまり押されないのでたった15分ですが集中できます。
この15分の集中がとってもいいんです。
以前は、今日はあれしてこれして、とか、メールチェックして、とか、どうでも良いネットニュースをぼーっと見ていました。心が落ち着きませんでした。本を読んでいる間は、集中できますので心が静まります。
2.昼休み
本を読む前は、ご飯食べたら仕事に戻ることも多かったです。でも今はきっちり1時間取っています!わたしの時間なので遠慮はなし、です。(たまに1時間とれない日もありますね、悲しい)
ひとりのランチの時は(いや、約束しない限り基本ひとりです。一人が良い。)ぱっと食べて、あとは読書時間です。自席で本を読むの最初は抵抗がありましたが、なんてことありません。皆さん放っておいてくれます、ありがとう。
ちなみに、わたしの職場で昼休みに自席で本を読んでいる人を見たことはありません、でも全然平気。だって読まずにはいられないのです。
3.プライベートで電車にのるとき
残念ながらそう多くはありませんが、実家に帰るために40分くらい電車にのるとき等に読みます。ただ、普段乗らない路線だと、乗り過ごさないようにソワソワするので、集中度は落ちますね。
4.ひとりでカフェに行ったとき
日曜日や連休の最後は、明日仕事と思うと心がざわざわします。そんなときに一人で近所のカフェに行って本を読んだりします。図書館の本で返却期限が迫っていて急いで読み終わりたいときには効果的。
主な読書シーンは以上の通りでした。3.4.の時間はあまりありませんので、ほとんどが1.と2.(通勤と昼休み)で読んでいることになります。
これだけの時間でも結構読めるんです。
本の内容にもよると思いますが、本を読んでいるとリズムができてだんだん早く読めるようになるような気がします。(個人の感想です)
読書は隙間時間と習慣化
読書は隙間時間と習慣化がポイントと思います。
たった5分程度でも本は読めますし、細切れであっても十分に楽しめます。むしろ細切れになるほど、先が気になって読みたくなるというループ!
へとへとで読めないし、スマホも見たいよ!
仕事帰りは疲れ切って本を読むパワーはありません、がスマホは見れるという謎現象。
本を読むかどうかは人それぞれ。わたしは本に救われたし、これからも読み続けたいです。
読みたいのに読めないよ、という方へ。
難しい本から始めない、ひたすら面白そうな話題の本から初めてみる
読書に多くを求めない、自分にどんな効果があるかはひとそれぞれ
偉そうに書き連ねて…ごめんなさい。
だけど、読書はひたすら楽しいよ。読みたい皆さん、読書ライフを一緒に満喫しましょう!
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